【ヨガインストラクター監修】もしかして、いびきかいてる?〈1人でもできる確認方法と改善案〉

2023.11.11








   4. 漢方薬を使ったいびき対策

いびき対策には、口周りの筋肉を鍛えたり生活習慣を見直したりするのに加えて、漢方薬の力を借りるのもおすすめです。

漢方薬は自然由来の生薬からできているので、一般的に副作用も少ないといわれています。さらに、いびきの原因となるストレスやホルモンバランスの乱れ、基礎代謝の低下、肥満などに根本からアプローチするので、不調の解消だけでなく予防効果も期待できます。毎日決まった量を飲むだけなので、忙しい毎日にも取り入れやすいのが嬉しいポイントです。

いびき対策には、下記のような働きのある漢方薬を選びましょう。

・ホルモンバランスや自律神経の乱れを整える
・血流をよくして基礎代謝を上げる
・脂肪代謝を高める

<いびき対策におすすめの漢方薬>
・桂枝茯苓丸加ヨク苡仁(けいしぶくりょうがんかよくいにん)
のぼせるのに手足の末端の冷えを感じる人に。滞っている血の巡りをよくして、肌に栄養を行き渡らせるとともに、ホルモンバランスの乱れに働きかけます。婦人系疾患、しみなどにも用いられます。(※6)

・補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
胃腸の働きが衰え疲れて元気がない人に適しています。弱った胃腸を元気にすることで、疲労を回復させます。胃腸が元気になれば、食べたものをしっかり消化吸収し栄養にすることができるため、疲れにくいからだを目指すことができます。(※7)

・大柴胡湯(だいさいことう)
食欲旺盛で便秘気味の人に。胸部(胆のう、膵臓、肝臓)の熱を取り除き、働きを活発にすることで、脂質代謝を改善します。高血圧や肥満に伴う肩こり・頭痛にも用いられます。(※8)

漢方薬を購入するのが初めての場合、何を選べばいいか悩むかもしれません。そんな人には漢方相談サービスがおすすめです。

「あんしん漢方」は、AI(人工知能)を活用した「オンライン個別相談」があり、漢方に詳しい薬剤師にスマホで気軽に相談ができます。ご自身に合った漢方を選べて、お手頃価格で自宅まで郵送してくれますよ。




   5. 自分のいびきを知って良質な睡眠を!

今回は、いびきの原因と対策についてご紹介しました。
自分のいびきを生で聞くことは不可能ですが、スマホアプリなどを駆使すれば1人でも確認できます。
また、紹介したいびき対策は自宅で簡単にできるものばかりなので、軽度ないびきであれば解消できる可能性が十分にあるでしょう。

ただし、いびきには睡眠時無呼吸症候群のような危険な病気が潜んでいる可能性があります。
長期的にいびきが続いたり急にいびきが出始めたりした場合は、すみやかに医療機関を受診しましょう。


参考サイト
(※1)NHK 健康ch「睡眠時に呼吸が止まる「中枢性睡眠時無呼吸」とは 心不全との関係性」

(※2)一般社団法人 日本呼吸器協会「呼吸器Q&A」

(※3)田園都市高血圧クリニックかなえ「血圧といびき」

(※4)独立行政法人 国立病院機構 近畿中央呼吸器センター「睡眠時無呼吸症候群」

(※5)いびき治療・いびき外来慶友銀座クリニック「いびき体操」

(※6)くすりの適正使用協議会 くすりのしおり「ツムラ桂枝茯苓丸加よく苡仁エキス顆粒(医療用)」

(※7)くすりの適正使用協議会 くすりのしおり「ツムラ補中益気湯エキス顆粒(医療用)」

(※8)くすりの適正使用協議会 くすりのしおり「ツムラ大柴胡湯エキス顆粒(医療用)
株式会社ツムラ」




<この記事を書いた人>

ヨガインストラクター・ライター

高橋かなこ
2021年よりRYT200(全米ヨガアライアンス認定)修了インストラクターとして、オンラインを中心に幅広い年齢層へのヨガレッスンを担当。企業での事務経験から、デスクワークで疲れた部位や崩れた姿勢のためのレッスン組み立てを得意とする。
自身のダイエット成功経験から、美しい体を作るためには食の大切さや思考も大切だと痛感。同じように悩む人に向け、精力的にメディアでの情報発信を行う。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ1つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行っている。
●あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=22z33zc0lafa0122

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