【薬剤師が解説】こんな症状に悩んでない? その原因は内臓の冷えかも!

2023.10.07

「頻繁におなかが痛くなる」
「風邪を引きやすい」
などのお悩みはありませんか?

これらの不調は、内臓の冷えによって引き起こされているかもしれません。
内臓が冷えると、内臓の働きが悪くなり、さまざまな不調を引き起こす原因となります。

今回は、内臓の冷えのメカニズムから症状、そして効果的な対処法まで、詳しくご紹介いたします。




   1. 内臓が冷えた状態とは?

ここでは、内臓の冷えの原因やメカニズムについてご紹介していきます。


  1-1.内臓の冷えを引き起こす原因
内臓が冷える主な原因は、食生活の乱れ、運動不足、ストレス、不眠などが挙げられます。

冷房を頻繁に使う時期には、冷房の効きすぎが原因となることも。
冷房の風に長時間さらされることで、手足だけでなく内臓まで冷えきってしまう場合があるのです。

また、皮下脂肪は冷えやすい傾向があるため、太ももや二の腕、臀部など脂肪が多い部分は、とくに注意が必要となります。


  1-2.内臓の冷えのメカニズムと影響
内臓の冷えは、先ほど挙げた原因によって、自律神経が乱れたり、内臓の動きが悪くなったりすることで引き起こされます。
内臓を温かく保つための機能が、正常に働かなくなってしまうのです。

内臓が冷えると、代謝や免疫、消化などの機能も低下してしまいます。
これにより、
「感染症への抵抗力が弱まり、風邪やインフルエンザなどにかかりやすくなる」
「食べ物の消化や栄養の吸収が妨げられ、消化不良や栄養不足が生じる」
などの不調があらわれることも……。




   2. 内臓の冷えを感じる症状

内臓の冷えがからだに及ぼす影響はさまざまです。
ここでは、主な症状をご紹介します。


  2-1.内臓の冷えによるからだの不調とそのサイン
内臓の冷えが原因で、手足や腰が冷たく感じることがあります。
また、冷えによってだるさや疲労感、集中力の低下、腹痛、腰痛などがあらわれる場合も。
これらの症状は、内臓の冷えによって内臓の働きが鈍くなった結果といえます。


  2-2.内臓の冷えが関連する症状
内臓の冷えは、さまざまな不調につながる場合があります。

たとえば、生理不順や生理痛の悪化などです。
内臓の冷えによって血流が悪化し、子宮への血液供給が不十分になることで、生理不順や生理痛が起こる場合があります。

また、内臓の冷えによって腸の運動が鈍くなり、便秘が起こりやすくなることも。
体内の余分な水分が排出されにくくなって、むくみが発生する場合もあります。

さらに、内臓の冷えによって代謝が低下し、老廃物や毒素が排出されにくくなることで、肌が荒れたり、ニキビが悪化したりすることもあるでしょう。




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