【薬剤師が解説】甘いものが食べたいときはこれを食べてみて!〈からだがうるおう栄養素〉

2023.09.30








   3. 漢方薬を用いた甘いものへの欲求対策

「いろいろ試してみたが甘いものを我慢できない」
「食生活を改善してもなかなか効果が出ない」

そんな人には、漢方薬がおすすめです。

「甘いもの」を欲するということは、ストレスや過労などにより必要な栄養が足りずに心身のバランスが崩れた状態と考えられます。

漢方薬は、足りない栄養を補うだけでなく、消化・吸収の機能を回復し、必要なところに栄養を届けます。
また、自律神経のバランスを整えて、ストレス過食を防ぐはたらきも期待できます。
甘いものの食べ過ぎ対策に役立つ漢方薬をご紹介します。

<甘いものへの欲求を抑えられる漢方薬>
・六君子湯(りっくんしとう)
不足しているエネルギーを補い、胃腸の消化吸収を高める漢方薬です。胃腸をしっかり温め、機能を改善してくれます。

・補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
胃腸が弱く、疲れやすい人に適した漢方薬です。強い倦怠感なども改善し、体力と気力の両面からカバーします。

漢方薬を使用するには人それぞれの体質を意識することが大事です。体質を考慮せずに漢方薬を闇雲に飲んでも改善するどころか、思わぬ副作用に見舞われてしまう場合もあります。漢方薬を選ぶ際は、医師や薬剤師などの漢方のプロにお任せしましょう。

最近は、あんしん漢方というオンラインサービスも人気を集めています。実際の病院に通う感覚で経過を定期的に診てもらえるうえ、診断から漢方薬の購入まですべてスマホやパソコンだけで完結する便利なサービスです。

●あんしん漢方:https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=22z33zc0lafa0118




   4. 甘いものはほどほどに抑えて健康的な生活を

甘いものは、食べるとついつい止まらなくなってしまう人も多いでしょう。
しかし、甘いものを食べたいという欲求には、医学的にきちんとした理由があります。
そして、強い欲求はからだのバランスが崩れている証拠でもあります。

食生活を見直すなど、無理のない範囲で健康的な生活を送る工夫をしてみましょう。




<この記事を書いた人>

あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師
碇 純子(いかり すみこ)
薬剤師・漢方薬生薬認定薬剤師 / 修士(薬学) / 博士(理学)
神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を修了し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。
世界中の人々に漢方薬で健康になってもらいたいという想いから、オンラインAI漢方「あんしん漢方」で情報発信を行っている。
●Medical Health CH:https://www.youtube.com/channel/UC7XLi90xVGs_NnKhowC0G2w

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