くれまぐ「生理がつらいはSOS」新プロジェクト「JKクリニック」を発表

2024.08.30

ラファモとしても活躍中UraNが所属しているYouTubeクリエイターユニット「くれいじーまぐねっと」が8月30日に開催されたTGC teen 2024 Summer supported by UP-Tにて、「女性からだ推進大使」としての新プロジェクト「JKクリニック」を発表! 今回はくれいじーまぐねっとの3人に直接、プロジェクトと活動について聞いて来ました!! ラファーファ特別インタビューです♥


真剣な表情で女性からだ推進大使としての活動について話すくれいじーまぐねっと。左からエア、UraN、浅見めい

―女性からだ推進大使として、1年が経ちますがどんな活動をしてきましたか?
 UraN :まずは、婦人科の先生方に監修してもらったカリキュラム動画に参加しました。先生方が伝えたいことがぎっしり詰まってるんですけど、より私たちらしく伝えることを意識して、ただ聞くだけじゃなく中高生の皆さんにも身近で分かりやすい内容になりました。あと、「ハッピーアースフェスタ」っていう国際連合大学で開催されたイベントにも参加させていただいて、婦人科の先生と一緒にヘルスケアについてトークセッションしました。

―大使になる前から、「生理の貧困」をテーマに48時間生配信の収益をチャリティーするなど、女性のヘルスケアに関心があったように思います、何かキッカケがあったのでしょうか?
 UraN :女性3人組でやってる以上、やっぱり女性特有の身体の悩みはつきもので。常に誰かしらに不調がある状況で動画を撮影せざるをえなくて。昔は不調を隠してたんですけど限界があって、だったら素直に自分の身体のことを話してみようと日常の動画をそのままアップしてみたら、視聴者の方からのコメントで「私も生理しんどいけど、これからバイト頑張ろうと思いました!」とかリアルな声が聞こえるようになって、「あ、これって発信していいことなんだ」って思えたんです。

 UraN :みんなは別に面と向かって赤裸々に話さなくても、私たちの動画を見て、悩みを気軽に言えるようになって。その解決方法を、いつも見てくれてる動画の中で「みんなが日常的に知れたらめっちゃ良いことじゃん」って思ったのが最初のキッカケです。もともとは自分たちの経験談だけだったけど、もっと専門的な正しい情報を届けたいって思っていた時に、女性からだ情報局の方々が一緒に発信しましょうと言ってくださって、女性からだ推進大使に就任させていただくことになりました!

ファンの皆さん(通称:まぐねっこ)の皆さんとも積極的に交流をされているイメージがありますが、大使の活動を通して、皆さんから寄せられたコメントや出来事の中で印象に残ったことはあったりしますか?
 エア :私は共感のコメントを貰うことが多いです。「エアちゃんと似た症状を持ってます」とか。この活動をする前は、病院大嫌いで不調があっても行かないって感じだったし、子宮がん検査とかもしたことがなかったけど、私自身もちゃんとやるようになりました。私は、視聴者の子と一番同じ目線で一つ一つ学んでいっている感じです。視聴者の子も「病院行く習慣なかったエアちゃんが検診行ってるんだから、私も行ってみよう!」って思ってくれるみたいです。


 UraN :私たちの活動をキッカケに受診して病気を見つけて「治療を早めに開始することができました」という声を聞いた時がうれしかったです。 私たちがやりたかった、もうそのものの結果というか、こういう人たちが増えることを願ってこれからもやるべきだなと思っています。

 浅見めい :私がうれしかったのは「動画を彼氏に見せてます!」とか「家族で一緒に見ました。」とか。 男性の方からも「なんか色々生理について知れてよかったです。」とコメントもらうことですね。やっぱり女性の身体のことだけど、女性だけじゃなくて男性にも知ってほしいなって思って発信してるので、やっててよかったなって思います。

 UraN :パートナーって 一緒にいる時間が長いからこそ、自分の体調が悪い時に当たっちゃったり、ぶつかっちゃったりすることも多いのかなって、でも男性の身体には無い不調だからなかなかひとりでは理解出来なかったりしますよね。なので 動画の中でみんなから質問やコメントを集めて、「私はこういう対応してほしい」とか、「私はこういうことをしてくれるとうれしい」とかっていうあるあるみたいな感じで見てもらえるものを作っていて。 それを見た男性の方とかパートナーの方が、「それはわかんなかった」とか「どういうタイプなのか彼女に聞いてみた」とか女性の身体の事について話してみるキッカケになれているみたいです。





―大使の活動を通して自分がティーンの時の自分に「これを教えてあげたかった」と思うことはありますか?
 浅見めい :私が学生の頃は、 婦人科の病院って「妊娠した時に行くところ」っていうイメージが強くて、検査で行くイメージがなくて。あんまりそういう検診に行こうとかいう考えがなかったんです。だけど。一度検診に行ってみてからはそのハードルが結構下がって、ちょっとでも気になったことがあったら行こうっていう風に思えるようになったので、この感覚が学生の頃にもあったら、もうちょっと当時の自分の悩みも減ってたのかなって思います。



ー今回、新たに発表された"JKクリニックについて教えてください

 UraN :「JKクリニック」のJKは「あたらしいJK」がキーワードになっていて「女性:Josei」「身体:Karada」の頭文字になっています。
このプロジェクトの最終的な目標としては、中高生に受診をより身近に感じてもらうこと、そして自分の身体の事を知ってねっていうのがあります。

具体的には、「婦人科受診カード」を作成しました。本人のプライバシーを守りつつ、親には婦人科を受診したいという意思だけが伝えられるようになっています。親や他人に「何について聞きたい」とか、「この症状がある」っていうのを知られたくなければ、婦人科受診カードの内側に書いてもらって、記載した内容は親含め、第三者に見えないように病院の先生へ、親を通して持って行ってもらえる仕組みになっています。受診時は先生とマンツーマンで診察を受けられますし、その場で自分の症状を声で言えなくても、あらかじめ記載した婦人科受診カードを見せるだけで伝えられます。カードは、今後、若い子が集まりやすいところに置いてもらう予定です。8/30のTGC Teenでも配らせて頂きました。

「どこの病院に行っていいか分からない」というのも中高生が受診しづらい理由のひとつだと思うんですが、WEBサイトなどで中高生の受診を積極的に受け入れている病院のリストも公開していきます。症状別で検索したり、女医さんが良い、家から近い病院を探したいなどニーズに答える安心して通える病院を探せます。



 UraN :なかなか中高生のみんなに動画の中だけで「病院に行ってね」って言っても、実際に行動してもらうのは難しいと思うんです。なので、今後の目標としては、例えば私たちと専門家の先生が直接学校に伺ってお話しをする機会をいただいたりとか、自分たちが実際にカードを配らせていただいたりとか、より近くに感じてもらえる活動もしたいなってすごく思っています。ただのイメージキャラクターとかじゃなく、私たち自身もひとりの女性として自分の身体を大事にしないといけないし、不調があるのはみんな一緒だから「一緒に学んで大切にしていこう」っていうのをより近くでできたらいいなって思います。



日々のYouTubeを通し、等身大の女性のリアルがありのままに届けられているくれいじーまぐねっとだからこそ語れるメッセージたちでした。
くれまぐの活動で救われる女性が増えることをラファーフア編集部も応援しています。


この記事は、ラファーファモデル兼編集長の安藤うぃがインタビュー&執筆しました。普段から気になってはいるけれど、「また今度でいっか」となかなか足が向かない婦人科系の検診。今回を機に改めて知ることの大切さを感じました。「JKクリニック」私も病院探しで活用したいと思います。

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