「冬になるとニキビができやすく、肌荒れを繰り返してしまう......」
「冬の肌トラブルを根本的に改善したい......」
このようなお悩みをお持ちではありませんか?
冬ニキビをはじめとする肌トラブルに対して、間違ったケアをしている方は意外と多くみられます。
冬ニキビは、きちんとケアしないと跡としても残りやすいため、まずは原因を理解して、自分にあったセルフケアを続けることが大切です。
そこで今回は、冬ニキビの原因とスキンケア方法、セルフケアについてご紹介します。
1.冬ニキビや肌のベタつきの原因は「乾燥」ニキビができる原因は、季節によって違いがみられますが、冬ニキビの主な原因は、「肌の乾燥」といわれています。
空気の乾燥により肌の水分が奪われると、私たちのからだは、肌を潤そうと皮脂を分泌するように働きます。
そうすると、皮脂表面にある毛穴の先端部分の角質層が厚くなり、毛穴がふさがります。皮脂が毛穴の中にたまることで、皮脂を栄養源とするアクネ菌(ニキビ菌)が増殖して、ニキビや炎症につながるのです。
「乾燥」が原因の冬ニキビは、皮脂腺が少なく乾燥しやすいフェイスラインや顎などにできる傾向があります。
肌のベタつきは保湿不足が原因かも季節による肌の乾燥以外にも、今や当たり前となったマスク生活やホルモンバランスの乱れなど、さまざまな要因が重なると、ニキビをはじめとする肌トラブルが起こりやすくなっています。
そこでケアが必要になりますが、皮脂量が多いからといって、ベタつくことを気にして保湿をおろそかにしてしまわないよう注意しましょう。十分な保湿をしないでいると、肌の乾燥が進み、さらに皮脂が分泌されて悪循環になってしまいます。
また、間違った保湿ケアはニキビの悪化につながるため、正しいケア方法を知ることが大切です。
2.冬の正しいスキンケア方法を知ろうなかなか治りにくい冬ニキビ。乾燥しやすい冬の季節に合った、正しいスキンケアを実践していきましょう。
2-1.正しい洗顔方法
顔がベタつくからといって、ゴシゴシと強くこすりながら洗顔をしていませんか? 正しい洗顔方法を以下に示します。
・クレンジングクレンジング剤は30〜40秒かけて顔に優しくのばし、時間をあまりかけずに落とします。目元、口元のポイントメイクは落ちにくいので、リムーバーで個別にケアしましょう。
・洗顔朝と夜の1日2回、清潔な手で洗顔料を泡立て、リズミカルに優しくなでるように洗います。皮脂を取りすぎない乾燥肌用の洗顔フォームを使うのがおすすめです。
ゴシゴシと強い力で洗うのは厳禁です。肌は強くこすると、乾燥が悪化してバリア機能が下がってしまいます。その結果、乾燥が悪化しニキビができやすくなる悪循環に陥ってしまいます。
汚れが取れたら、ぬるま湯でやさしく流し、清潔なタオルで優しくおさえるようにふき取りましょう。
2-2.保湿スキンケア乾燥が原因の冬ニキビには、保湿ケアが必須です。「化粧水・乳液・クリーム」を使った保湿をしっかりと行い、乾燥肌を改善していきましょう。以下に、保湿スキンケアについて詳しく示します。
・化粧水化粧水はたっぷりと使い、乾燥が気になる箇所には重ねてつけましょう。優しくハンドプレスして染みこませます。
お風呂上がりは、乾燥した空気に肌の水分が奪われやすいため、すぐに保湿することが大切です。
・乳液、クリーム乳液、クリームの順に優しく塗ります。クリームに関しては、その日の状態に合わせて調整するといいでしょう。皮脂の分泌が多いと感じる方は乳液のみ、乾燥が気になる方は両方使うのがおすすめです。