冬ニキビは正しい保湿がカギ!【冬のスキンケアと肌質改善のポイント】

2023.01.28






   3.冬のニキビやベタつきを改善するポイント

冬のニキビやベタつきを改善するポイントを3つご紹介します。


  3-1.生活習慣を見直す
生活習慣を見直して、肌が乾燥する要因を理解することで、冬ニキビのトラブルを根本から解決しましょう。以下に、気をつけたいポイントを示します。

・長時間の入浴を避け、肌の乾燥を防ぐ
・乾燥する時期は、加湿器を使い湿度を保つ
・紫外線対策をしっかりと行う
・バランスのいい食事で、肌への栄養を補給する
・有酸素運動で血流を促し、肌に栄養を送る
・アロマでストレスを緩和させる

自分の生活リズムのなかで、すぐに実践できそうなものからはじめていくといいでしょう。


  3-2.自分に合ったマスクを選ぶ
ニキビケアには、肌への刺激が少ない、自分に合ったマスクを選ぶことも重要です。

冬は、外気の気温や湿度が低いため、マスク内外の温度差・湿度差が大きくなります。

マスク着脱時は、内側の湿気が一気に蒸発し肌内部の水分まで奪われることから、乾燥を引き起こしやすくなります。さらに、肌とマスクの繊維がこすれ合うと、肌を保護するバリア機能も低下してしまいます。

布やウレタン素材のマスクよりも、不織布マスクの方が飛沫を抑える効果が高い傾向がある一方で、肌に負担がかかりやすいといわれています。

肌荒れしにくいマスクを選ぶなら、肌に優しい綿やシルク素材のものがおすすめです。肌への刺激を最小限にするために、縫い目が少なく、自分の顔にフィットするマスクを選びましょう。


  3-3.漢方薬を飲む
「セルフケアだけで冬ニキビを改善できるか不安」
「根本から肌荒れしにくい体質になりたい」
そんな方には漢方薬がおすすめです。

漢方薬のなかには、「肌荒れ」「ニキビ」「乾燥」に効果が認められているものもあり、皮膚科でも治療薬として使われています。

冬ニキビは、肌の皮脂分泌の増加だけではなく、生活リズムの乱れや冷えによる血流低下、マスクによる外部刺激なども原因として考えられます。

冬ニキビの改善には、「過剰な皮脂分泌を調節する」「自律神経を整えて生活リズムの乱れが原因のニキビを改善する」「血流をよくして肌の新陳代謝を上げる」「胃腸の消化吸収機能を高めて肌に栄養を届ける」といった働きをもつ漢方薬を選びます。

漢方薬は、ニキビなど肌の不調を根本から改善するので、「同じ症状を繰り返したくない」という思いにも応えてくれます。

バランスの取れた食事や運動などを毎日続けるのは苦手という場合でも、体質に合った漢方薬を毎日飲むだけなら、手間なく続けられますね。


〈冬ニキビにおすすめの漢方薬〉
・荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)
皮膚や粘膜が弱く、ときに手足の裏に脂汗をかきやすい方に。からだにこもった熱を冷まし、鼻の通りをよくするなど、首から上の炎症に用いられます。脂性肌の方のニキビの他、慢性鼻炎などに効果があります。

・桂枝茯苓丸加ヨク苡仁(けいしぶくりょうがんかよくいにん)
肩がこりやすく冷えのぼせしやすい方に。血行をよくして熱のバランスを整え、炎症をしずめます。また、余分な水分を取り除く働きも期待できます。肌が乾燥しやすく、ニキビ跡が色素沈着しやすい方に向いています。

・当帰飲子(とうきいんし)
肌が乾燥しやすく、冷えを感じる方に。気と血(けつ)を補い、肌に潤いを与え、かゆみを抑えてくれます。体内の血行を改善し水分を保持して保湿するため、分泌物の少ない湿疹や乾燥からくるかゆみに効果的です。


漢方薬は、自分に合っているかを見極めることがとても大切です。自分の状態に合っていない場合、効果がみられないだけでなく、副作用が起こる可能性もあります。購入の際には、漢方に精通した医師、薬剤師にご相談することをおすすめします。

お手頃価格で不調を改善したい、という方にはスマホで気軽に専門家に相談できる「あんしん漢方」のような新しいサービスもおすすめです。AI(人工知能)を活用し、漢方のプロが効く漢方を見極めて自宅に郵送してくれる「オンライン個別相談」が話題です。

●あんしん漢方:https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=22z33zc0lafa0087




   4.セルフケアで冬ニキビ改善! 肌荒れに悩まない快適な毎日を送ろう
冬ニキビは、肌の乾燥からくる皮脂分泌の増加や、保湿不足、生活習慣の乱れが影響しています。顔は常に見られるところですし、なるべくキレイな状態を保ちたいですよね。

冬ニキビには、保湿などのスキンケアとともに生活習慣を見直すことが大切です。とくに女性は、生理や妊娠、閉経など、ホルモンバランスが乱れやすいタイミングが多いため、早めのニキビ対策が必要です。

今回ご紹介したセルフケアを取り入れて、からだの外側と内側の両方から対策していきましょう。




<この記事を書いた人>

薬剤師 杉岡 弥幸

あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師
北里大学で生薬学を学び、卒業後は大手漢方専門店にて漢方薬剤師として勤務。現在は自身のダイエット経験や健康に関する知識を活かして、漢方や養生による体質改善方法をWeb等で発信。
漢方のプロがAIを活用して自分に適した漢方薬を選び、お手頃価格で自宅に郵送してくれる「あんしん漢方」でも情報を発信している。
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