暑い季節、汗をかくことはからだの自然な反応ですよね。しかし、「汗っかきなのに、なぜかからだが冷えてしまう」というジレンマを抱える人々が増えています。
この記事では、汗と冷えの関係性に迫りながら、冷え性で悩む女性に向けた「夏の冷えのぼせ」対策をご紹介します。
もう体温との戦いに悩まされる必要はありません！
笑顔で快適な夏を迎えるための秘訣を知りましょう。
1.汗っかきなのにからだが冷える……その理由とは？
汗っかきなのにからだが冷える理由は「血行不良」によるもの。血液の循環が悪くなると、体内の熱がうまく行き渡らず、からだが内側から冷えてしまいます。この状態が続くと、水分代謝が低下し、体内に水分がたまりやすくなります。この体内にたまった水分がからだを冷やし、さらに体温を下げてしまうのです。
その結果、からだの末端がむくんで冷えを感じるようになります。そこで、からだは冷えを防ぐため、発汗してたまった水分を外に排出しようとします。
一般的には発汗はからだの熱を下げるための働きですが、からだが冷えているのに汗をかくのは、からだの熱を上げようとしているからなのです。
2.汗っかき体質の人は「冷えのぼせ」に注意！
前述の通り、血行不良による冷えが続くと、からだは熱を上げるために汗をかこうとします。しかし、この場合からだの末端は冷えたままであり、一方で頭部は体温を保とうとして熱くなるため、からだの各部位で温度差が生じます。これが「冷えのぼせ」と呼ばれる症状です。
この状態が続くと、生理痛の悪化や頭痛、睡眠不足、むくみ、めまいなどの不調が引き起こされ、自律神経のバランスも乱れてしまいます。そのため、汗っかきなのに冷え性の人は、対策をしっかり行うことが重要です。
