「正月病」の予防は年末年始の過ごし方がカギ!【気を付けたい食事と対処法】

2022.12.28







  4.正月病は漢方で予防しよう

「正月病をなるべく早く解消したい」
「だるさや疲れなどの不調が出ないように、根本的に体質を見直したい」
そんな方には漢方薬がおすすめです。

漢方薬は、暴飲暴食による胃腸の不調や、生活リズムの乱れなどの正月病で疲れたからだをたて直すだけでなく、生活や環境の変化に負けないからだづくりができます。

胃腸の不調に対しては、「胃腸の消化機能を回復させる」「血行をよくし、からだを温めて、胃のはたらきを改善する」といった働きを持つ漢方薬を選びます。

また、生活リズムの改善には、「自律神経のバランスを整えて睡眠の質を改善する」「血流改善によって脳や神経に栄養を届ける」「消化・吸収機能を改善する」ことで、からだの内側から心身を元気にする漢方薬を選びましょう。

食生活やストレッチ、入浴などのセルフケアに漢方薬を加えることで、からだの内側から正月病の根本的な改善を目指せるでしょう。

〈正月病対策におすすめの漢方薬〉
・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
貧血気味で疲れやすく、足腰が冷えやすい方に。「血(けつ)」を補い、巡りを整えることで、婦人科系機能のはたらきを高めます。また、水分代謝を改善することで冷えやむくみにも用いられます。

・加味平胃散(かみへいいさん)
食べ過ぎ、飲み過ぎで胃腸をこわしやすい方に。気の流れを改善して余分な水分を取り除くことで、消化を助け、食べ物が消化管内で停滞しないようにします。食事量が増えやすい年末年始にはもってこいの漢方薬です。

・加味逍遙散(かみしょうようさん)
イライラしがちで、下半身が冷え、上半身がのぼせやすい方に。自律神経を整え、「血(けつ)」を補い、巡りを改善します。肩こりや冷えのぼせ、ホットフラッシュ、神経の高ぶりや抑うつにも用いられます。


漢方薬は自分の体質に合っていなければ、よい効果が見込めないだけでなく、副作用が起こることもあります。自分に合う漢方薬を見つけるためにも、購入時にはできる限り漢方に詳しい医師、薬剤師にご相談ください。

「お手頃価格で不調を改善したい」という方には、スマホで気軽に薬剤師に相談できる「あんしん漢方」のような新しいサービスもおすすめです。AIと漢方のプロが効く漢方を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれる「オンライン個別相談」が話題です。


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   5.セルフケアで年末年始の不調改善!
年末年始は楽しいイベントが盛りだくさんのため、不規則な生活になりがちですが、そのツケはお正月明けに不調としてあらわれます。

正月病を回避できるかどうかの分かれ道は、年末年始のセルフケアの有無にあります。日頃の生活を見直して、できるところからセルフケアを取り入れていきましょう。



<この記事を書いた人>

薬剤師 杉岡 弥幸

あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師
北里大学で生薬学を学び、卒業後は大手漢方専門店にて漢方薬剤師として勤務。現在は自身のダイエット経験や健康に関する知識を活かして、漢方や養生による体質改善方法をWeb等で発信。
漢方のプロがAIを活用して自分に適した漢方薬を選びお手頃価格で自宅に郵送してくれる「あんしん漢方」でも情報を発信している。
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