乗り物酔いを引き起こす原因は「揺れ」だけではなく、以下のような要因があげられます。
● 疲れや睡眠不足で体調が悪い
● 食べ過ぎや空腹
● 車内でのスマホや本、ゲーム
● 車内の不快なにおい
● 過去の乗り物酔いの経験による不安
● 車内温度
● 車の急発進、急カーブ、急ブレーキ
普段は酔わない人でも、体調が悪いときには車内の温度やにおいなどの環境に敏感になってしまいます。普段から体調管理には気をつけましょう。
酔ってしまうのは仕方がないと諦めていませんか? 乗り物酔いの不快感は、しっかりと予防策をとることで、症状を軽減することができます。ここでは、乗り物酔いの予防策を3つご紹介します。
3-1.体調を整えておく
旅行前日は、準備をするのも楽しく、興奮してなかなか寝付けないですよね。ですが、前日の夜更かしは禁物です。乗り物に乗る前日は、しっかりと睡眠をとって体調を整えておくように心掛けましょう。睡眠不足や疲れにより自律神経が乱れて、乗り物酔いを引き起こす可能性があるため、体調管理は重要です。
また、食べ過ぎや空腹も乗り物酔いにつながります。乗り物に乗る直前の食事は避けて、当日は消化のよいものを食べ、からだを整えましょう。長時間の移動中におなかが空かないように、スナック類や飲み物などを用意しておくのもおすすめです。
3-2.酔いにくい場所や体勢を知っておく
乗り物酔いを防ぐには、乗り物のどの場所に座るかがポイントです。揺れ方は乗り物の位置によって異なるため、できるだけ揺れにくい場所を選んでください。
車なら助手席、バスなら前輪と後輪の中間地点(前から4~5列目)の座席、船なら中央付近の座席、飛行機なら真ん中の主翼の少し前あたりが揺れにくいとされています。また、進行方向と同じ向きで座ると、乗り物酔いしにくくなります。後ろ向きの電車やバスは避けるようにしましょう。
ほかには、頭が揺れないようにすることも大切です。あごを引いて頭を揺らさないようにすることで、内耳に入っているリンパ液の動きを最小限に抑え、乗り物酔いを防ぐことができます。
3-3.脱ぎ着しやすく締め付けのない服装をする
からだにフィットする服装や締め付けるベルトなどは、乗り物酔いを起こす原因のひとつとなります。そのため、旅行中はできるだけ締め付けのない服を選びましょう。また、体温調節がしやすいように、脱ぎ着しやすいアウターを選んでおくと安心です。移動時は座席に座って過ごす時間が長くなりますので、実際の予定服を着て、座り心地がラクかどうか事前確認することもお忘れなく。
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