2.冬こそやっておきたいわきのニオイ対策次に、「貧血」「頭痛」「むくみ」の3つの不調別に、生理中の不調を和らげる栄養素や食材をご紹介します。
2-1.貧血におすすめの食材上記で説明したとおり、冬のわき汗はニオイが強くなりやすくやっかいな存在です。以下に、冬におすすめのわきのニオイ対策を3つご紹介します。
2-1.エクササイズや入浴で汗腺を鍛える
汗をかくことが少ない季節だからこそ、日常生活で汗をかく機会を増やし、汗腺の機能を活発にさせることが大切です。毎日の入浴や有酸素運動で積極的に汗をかいていきましょう。
以下に、入浴や有酸素運動を行うなかで、汗腺を鍛えるポイントを示します。
〈入浴で汗腺を鍛える〉寝る1~2時間前に、38~40度のぬるま湯につかるといいでしょう。じわじわ汗をかくことで汗腺が鍛えられます。
〈有酸素運動で汗腺を鍛える〉
ウォーキングやジョギング、ヨガなど自分に合った運動を選びましょう。からだを動かして自発的に汗を出すことで、汗腺を鍛えることができます。
無理な運動はストレスがかかり逆効果になりますので、適度な運動を心がけましょう。
2-2.こまめに汗を拭く汗が細菌によって分解され臭いを発生するまでに、1〜2時間ほどかかります。したがって、こまめに汗を拭きとりニオイを予防することが大切です。
以下に、汗を拭くときのおすすめポイントを示します。
〈濡れたタオルやハンカチなどで拭く〉ニオイの分子は水溶性のため、濡らしたもので拭きとりましょう。また、細菌を拭き取る効果も期待できます。ノンアルコールのウェットティッシュなども代用できます。
〈アロマオイルを活用する〉
「嗅覚」は、脳にダイレクトに作用するといわれています。汗を拭くときは、リラックス効果が期待できるアロマオイルも活用してみましょう。
リラックス効果が期待できるアロマオイル:ラベンダー、クラリセージ、ゼラニウム、ローマンカモミールいい香りを嗅ぐことで、気持ちを安定させ、リラックスすることができます。それにより、アポクリン腺からの発汗を抑えることができるでしょう。
2-3.食生活を見直すわきのニオイ対策には、食生活を見直して、バランスのいい食事を意識することも大切です。わきのニオイを予防・緩和させるための、NG食品やおすすめの栄養素などを以下に示します。
〈動物性食品の摂取は控えめにする〉
動物性食品に多い脂っこい食べ物や、動物性たんぱく質のとりすぎは、皮脂腺やアポクリン腺の活動を過剰に刺激するため、汗のニオイにつながります。
〈ビタミンC・E、ポリフェノールを積極的に摂る〉ビタミンCやE、ポリフェノールには抗酸化作用があるため、わきのニオイの防止につながります。これらを多く含む食品をご紹介します。
・ビタミンC:赤ピーマン、ブロッコリー、菜の花、ゴールドキウイなど・ビタミンE:大豆、かぼちゃ、アボカド、オリーブオイルなど・ポリフェノール:高カカオチョコレート、コーヒー、大豆、そばなどビタミンCは野菜類、ビタミンEは種実類に多く含まれています。
〈たんぱく質、ビタミンB群、ミネラルを補う〉 タンパク質やビタミンB群、ミネラルは、ストレスを感じたときに消費されやすいため、日頃から補うことが大切です。これらを多く含む食品をみていきましょう。
・たんぱく質:鶏ささみ、豚ロース、さば、卵の白身など・ビタミンB群:豚肉、玄米、うなぎ、レバーなど・ミネラル:海藻類、緑黄色野菜、ゴマなど食事面からストレスを緩和し、悪臭の原因であるアポクリン腺からの発汗量を抑えていきましょう。
3.わきのニオイや汗にアプローチできる漢方薬「気になるわきのニオイを根本からなんとかしたい」
「食事などにも気を遣っているのに改善しない」
そんなお悩みをお持ちの方には、からだの内側から働きかける漢方薬がおすすめです。漢方薬は「多汗」「血行不良」「皮脂量の増加」「ホルモンバランスの乱れ」などの治療にも使われています。
漢方薬は一時的な症状だけでなく、からだの内側からの根本改善を目的としていますので、汗のニオイに悩む方や、セルフケアでは効果を感じなかった方でも、体質から改善を目指せます。
さまざまな症状に医薬品として効果が認められている漢方薬は、自然の素材がからだにやさしく働くため、一般的に副作用が少ないといわれています。
そのため、汗のニオイのように、深刻な症状でない方にも安心してお使いいただけるでしょう。
「健康的な食事や運動を毎日続けるのは大変……」という方でも、漢方薬を使った体質改善なら、自分の症状や体質に合うものを毎日飲むだけなので、気軽に続けることができます。
心とからだのバランスを整えることで、汗のニオイなど不調のない生活を目指してみてはいかがでしょうか?
<汗のニオイが気になる方におすすめの漢方薬>・防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)汗をかきやすくむくみがちな方。水分代謝を改善し、体内の余分な水を排泄します。また、からだの中から温めて胃腸の働きを改善し、消化機能を助ける働きもあります。
・加味帰脾湯(かみきひとう)不安になりやすく眠りが浅い方。胃腸を丈夫にし、血液を補います。不安や緊張、イライラ感をしずめ、寝つきをよくするため、精神性発汗を抑える効果が期待できます。
・四逆散(しぎゃくさん)緊張しやすくふさぎこみがちな方。気分を落ち着かせてストレスを緩和することで、精神的緊張による精神性発汗を抑え、汗のニオイに働きかけます。
漢方薬は自分の体質に合っていなければ、いい効果が見込めないだけでなく副作用が起こることもあります。自分に合う漢方薬を見つけるためにも、購入時には、できる限り漢方に詳しい医師、薬剤師にご相談ください。
「お手頃価格で不調を改善したい」という方には、スマホで気軽に薬剤師に相談できる「あんしん漢方」のような新しいサービスもおすすめです。AIと漢方のプロが効く漢方を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれる「オンライン個別相談」が話題です。
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4.わき汗対策をして快適な生活を送ろう自分のニオイが気になると、誰かと接するのも億劫になってしまいます。わきが臭う原因や対策を理解して、心地よい生活を手に入れましょう。
今回ご紹介した「3つのニオイ対策」や「漢方薬」を組み合わせることで、わきのニオイが効率的に解消できるかもしれません。漢方薬を服用される際は専門家に相談することがおすすめです。
ぜひ、自分に合った方法を取り入れてみてくださいね。
<この記事を書いた人>あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師 杉岡 弥幸北里大学で生薬学を学び、卒業後は大手漢方専門店にて漢方薬剤師として勤務。現在は自身のダイエット経験や健康に関する知識を活かして、漢方や養生による体質改善方法をWeb等で発信している。
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