【創刊7周年企画 Nao 安藤うぃ おさむ 大橋ミチ子リモート座談会】Looking back 7years of lafarfa vol.3

2021.05.06


ぽっちゃり当事者として

こんなラファーファが見たい! 読みたい!

ミチ子:私は体型が見える表紙の方が好き。正直、顔だけだと、ラファーファのコンセプトもぽっちゃりさんの魅力も全然伝わらないのかなって思う。
うぃ:確かに、付録があると立ち読みできないから、表紙をパッと見ただけでどんな雑誌かわかるほうがいい。ぽっちゃりさんが表紙だと買いにくいという人には、オンライン注文していただいて(笑)
Nao:いつかそういう人に、「大きいことは隠したり恥ずかしがったりすることじゃない」と気付いてもらえたら、ラファーファの役目が果たせたってことだね!
おさむ:私は、姿勢が良くなるエクササイズとか、体作りに関するページがあってもいいと思う。ダイエットじゃなくて、ぽちゃティブになるための体作りっていうのかな。
うぃ:ファッションやメイクだけでなく、身体的な美しさに目を向けたページがあってもいいかも! どんなにボディポジティブに賛同している人でも何かにつけて「やせたい」って言ったりするから。
Nao:わかる。ラファモがエクササイズとか健康的な食事にすると「ぽちゃティブじゃない」、「結局痩せた方がいいのかと思えてきて凹む」とか言われちゃう……。
うぃ:やせることが悪いとは言わないけど『自分磨きとして鍛えること』や『健康のために摂生すること』は『やせ信仰』と違うことを知ってもらいたいかな。
Nao:それ、すごくいいね! あと、読者参加企画をもっとやってほしいな。例えば、ぽっちゃり=彼氏できないって思い込んでいる人が多いから「私はこうやってパートナーを見つけました」っていう前向きエピソードや、ストレスやネガティブな思考の解消方法みたいな、読者が発信者にも受信者にもなれる企画とか。ラファーファが、他の読者と繋がれるプラットフォーム的なものになれたらいいんじゃないかな。
おさむ:あー、楽しそう!
ミチ子:これからラファーファはさらにおもしろくなりそう!

4人の今後の目標とぽっちゃりさんへのメッセージ

ミチ子:応援してくださっている皆様と一緒に毎日笑って過ごせていけたらそれでいいかなあと思っています。本当にそれだけです!
Nao:私は、モデル活動やコラム執筆などで発信を続けていくことが大事だなと思っています! 特に、相手と自分の価値観を比べて優劣を感じるより、違いを認めて互いに尊重し合えるようになってほしいと心から思っています。
おさむ:日本でもプラスサイズという言葉すらなくなって、どのブランドでも4Lくらいまで展開するのが当たり前みたいな世界になったら幸せだなーってずっと思っています。そういう世界を実現するためにも、私は自分の好きなスタイルを貫き、目の前にあることに対して常に肯定的でありたいと思います。
うぃ:私もラファモになるまで「やせる=美」っていうのが当たり前だと思って生きてきたから、根底から新しい価値観にシフトすることって本当に難しいと感じているけど、自分自身も含め、社会ももっと変わっていけたらいいなと思っています。そして、いつか「やせた?」、「やせて見える」という言葉が、褒め言葉として使われず、ありのままの姿を認め合える世界になってほしい。私自身が新しいことや服に挑戦することで、少しでもみんなに勇気を持ってもらえたりワクワクする気持ちを届けられたりするように活動していくので見ていてください。

「ラファーファは、これからもっとおもしろくなる」


Edit&Text/Uiko Kurihara

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