Nao・吉野なおの愛するLL vol.8「交友関係」

自分を愛するためにはどうすればいいの? というメインテーマの下に、私Nao(吉野なお)が人生を楽しむ方法について考える連載。年が明けて、新学期や新生活で環境が変わる人も多い時期。今回は「交友関係」がテーマです。

 よく「出会いがない、友達ができない」と相談を受けます。それは目の前にいる人に対して、話し掛けていない=アクションを起こしていないのだけなのかも。私の場合、空港や旅先など、たまたま同じ空間に居合わせたのをきっかけに仲良くなった友達が何人かいます。もちろん、タイミングの問題で、いつも会話をする訳ではないけれど、何気ないひと言から打ち解けることも。昔は私も人見知りだったけど、そんな自分を変えたくて、社交的な友達の行動を参考にたくさん人と会うようにしました。いろいろ人と話す機会を持つと、案外自分のことを理解してくれる人もいるんだな~と思えて、徐々に他人に対して心の扉を開けるようになったのです。オープンマインドになってからは、いろいろな人の話を聞いて刺激をもらえたり、考え方が柔軟になって、より生きやすくなりました。フットワークが軽くなって、人生で面白いことに出会う確率が上がったと思います。
友達のSNSはあえてあまり見ない
 インスタやツイッターなど、私もSNSを使っているけれど、実はラファモも含め、友達のSNSはあまり見ていません。仲のいい友達だからこそ何かあればLINEをするし、会った時に直接近況を聞く。それが一番大切だと感じているから。友達がしていることを何でも知ってしまっているのはちょっと面白くないかも。かくいう私も、過去にSNSとの距離感が上手く掴めず失敗した経験があったので、そういうスタンスになりました。誰でもSNSをやっている今の時代、何でも可視化されているように見えます。それを追うとキリがないし、状況によっては情報過多で心が疲れてしまいます。それにSNSで表現されることは、事実のほんの数パーセントで、ほんの一面。本当に大切なことは、SNSではなく現実にあると思っているから、SNSも合わせて人との距離感はほどほどにしています。

「ずっと一緒」ではないのは当たり前のこと
 例えば昔からずっと仲がよかった友達でも、環境の変化をはじめ、いろんな経験を経て価値観や話が合わなくなって疎遠になることもありますよね。切ないけれど、それは当たり前で仕方のないこと。友達って恋愛や結婚のように告白もなければ、はっきりとした終わりもない繋がり。時を経て、また仲良くなる場合もあるし、知り合ってから数年後に何かのきっかけで急に仲良くなる人もいます。生きている限り、必ず誰かに出会うので、おばあちゃんになってから親友と呼べる人ができることもあるはず。だから、もし交友関係で悩むことがあっても、その経験をもとに少しずつ学んでいけばいいし、無理に関係を保たなくてもいい。変化や失敗を恐れずに、人との繋がりを持っていけるといいですよね。。

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