“うつ病”サインかも!? 心とカラダの不調

2019.11.12

マンガソムリエ厳選のオススメマンガをご紹介するこのコーナー。
第1回目は、今や珍しい病気ではなくなった“うつ病”について描かれた作品『うつを甘くみてました #拡散希望#双極性障害#受け入れる#人生』をお届けします。


定年間近でもバリバリ働く主人公・猫田。嫁いだ娘・ブリ猫。は近所に住み、二人目の子供を出産したばかり。
仕事と家族に恵まれ公私ともに順風満帆!……のはずだった。

ある日、ブリ猫。が自宅で意識混濁! 救急車で緊急搬送された病院先で衝撃的な事実が発覚。
ブリ猫。が“精神科”に通院していること。そして安定剤を大量に飲んでOD(オーバードーズ)したことを猫田は知り……!?

P1
P2
現代病の代名詞“うつ病”。ある調査では16人に1人が、生涯にうつ病を経験しているとも推定されているほど、とても身近な精神疾患。
また、精神疾患も“うつ病”、“双極性障害”、“パニック障害”など、実は非常に細かい分類や診断があり、同じ症状でも病名が異なることも。
自己判断せず専門医がいる医療機関の受診が何よりも大切です。

娘・ブリ猫。は、あることがキッカケで家族には内緒でひとり精神科に通っていたのですが、ある日、処方されていた安定剤を過剰摂取したことで、OD(オーバードーズ)してしまいます。
父・猫田は、意識混濁で自宅の床に倒れたままのブリ猫。を発見! 
そこで初めて娘が病を抱えていたことを知り…。

P3
ブリ猫。は、家族に隠れて過食嘔吐を繰り返し、自傷行為もしていたことが発覚。
近くで暮らしていても気がつけなかった家族の異変に、猫田はショックを受けます。

P4
P5
P6
姿形は愛らしい猫のキャラクターで描かれているけど、物語はノンフィクション。
実在するある家族の、数十年にも渡る闘病記。

前作、『うつを甘くみてました #拡散希望#双極性障害#受け入れる#人生』では患者・ブリ猫。の視点で、数十年間の闘病生活が描かれていました。
今作は反対にブリ猫。の父親が主人公となり、さまざまな出来事が家族目線で事細やかに描かれています。

病に苦しむのは、患者本人に限らない。その“患者を支える家族も当事者”。
実際、主人公・猫田は不眠や抑うつ症状に悩み、心療内科を受診しています。
支える家族だって思い悩み、自分自身が“患者”になってしまうことも。
そんな“患者家族のリアル”が大きな見どころ。
友人、仕事、家族関係に悩んでいる人や疲れている人にぜひ読んでほしい作品です。

「何が原因?」「うつ?」「心の病気?」わからないことだらけだけど、患者とその家族が“双極性障害”を受け入れて生きていく。
その半生を描いた感動の実録エッセイは、『マンガよもんが』、『LINEマンガ』で大好評配信中♪


『うつを甘くみてました #拡散希望#双極性障害#受け入れる#人生』
マンガよもんがで読む(スマホ限定)>
LINEマンガで読む >