【アート】『ラウル・デュフィ展 絵画とテキスタイル・デザイン 』

2019.11.02

現在、パナソニック汐留美術館にて開催中の『ラウル・デュフィ展 絵画とテキスタイル・デザイン 』。

華やかで明るい色彩と軽妙な筆致の作品で、現代でも多くの人々を惹きつける画家ラウル・デュフィ(1877-1953)。

本展では、モダンで優美な絵画と、 モードの帝王ポール・ポワレが使用した絹織物を含む、デュフィのテキスタイル・デザイン関連作品を一堂に展示致します。

陽光があふれる穏やかな 南仏の海と活気ある室内を描いた《ニースの窓辺》をはじめ、音楽や社交をテーマとした油彩画など、生きる喜びに満ちた作品を描いたデュフィは、絵画制作に加えて、リヨンの絹織物製造業ビアンキーニ=フェリエ社のために1912年から28年までテキスタイルのデザインを 提供していました。

デュフィによる鮮やかな色彩と大胆なモチーフの布地は、上流階級の女性たちを魅了し大評判となりました。

会場では ビアンキーニ=フェリエ社のアーカイヴを引き継いだデュフィ・ビアンキーニから出品されるデザイン原画や下絵、オリジナルテキスタイル、 プリント生地の為の試し刷り、そして復刻生産されたテキスタイルによる衣装作品などをご紹介いたします。

絵画とテキスタイル・デザインという二つの 表現媒体を軽やかに越境しながら生み出された作品群を展観し、画家が目指した表現の本質と、デュフィの作品に付随する装飾性の意義に迫ります。


【情報】

『ラウル・デュフィ展 絵画とテキスタイル・デザイン 』

会期:2019年10月5日(土)~12月15日(日)
会場:東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4階
時間:午前10時より午後6時まで(ご入館は午後5時30分まで)
   ※11月1日(金)、12月6日(金)は夜間開館 午後8時まで(ご入館は午後7時30分まで)
休館:水曜日
料金:一般 1,000円 / 65歳以上 900円 / 大学生 700円 / 中・高校生 500円 / 小学生以下 無料
        ※20名以上の団体は100円割引
        ※障がい者手帳をご提示の方、よおび付添者1名までは無料
HP : https://panasonic.co.jp/ls/museum/


ライター:新 麻記子

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