今、注目の“控えめ”な新プラスサイズstyle「モデストファッション」をcheck!

2019.09.20

今、注目の“控えめ”な新プラスサイズstyle「モデストファッション」をcheck!

世界の名だたるブランドも次々とコレクションを発表し、今、最も勢いがある“モデストファッション”。“modest”とは、日本語で「控え目」や「謙虚な」、「慎み深い」といった意味を持ち、肌やボディラインの露出を控えたファッションがニュートレンドとして世界を席巻!人種や宗教、文化を超えて、サイズや体型にもとらわれない、グローバルな新しいプラスサイズスタイルとして、ラ・ファーファ流のモデストファッションをお届け!
1

ModelKoshihikari Mochidaheight149cm weight65kg B100 W81 H100]、Momoheight162cm weight84kg B105 W90 H114]、Enduheight164cm weight97kg B106 W91 H124

右(Endu):ロングカーディガン L10L 3,990~¥4,790/スマイルランドノースリーブブラウス 3L5L 3,900/サカゼン馬喰町店 プリントスカート L6L 4,990~¥5,990plump(セシール) 頭に付けた花のコサージュ ¥7,200/バラ色の帽子(パイユドール) ターバン ¥1,800、ウッドバングル ¥2,300、リング ¥1,000/すべてOsewaya(お世話や) ピアス ¥11,667/アビステ中(Koshihikari Mochida):プルオーバートップス L(通常の3L4L相当)、LL(通常の5L6L相当) ¥15,000Micotte レースハイネックトップス3L5L 3,200/ゴールドジャパン ベレー帽 ¥9,300/バラ色の帽子(パイユドール) イヤリング ¥1,400Osewaya(お世話や) 左(Momo):マルチストライプ柄ワンピース 1517号 ¥23,000/アズ ノゥ アズ オオラカ(アズ ノゥ アズ) ハット ¥13,000/バラ色の帽子(パイユドール) ヒジャブ ¥5,900、タートルネックフーディー 参考商品/共にM BY RIEKA INOUE
1

日本発のモデストファッションブランド「M BY RIEKA INOUE」を展開するデザイナー・井上里英香さんに、注目の“モデストファッション”をレクチャーしていただきました!日本のモデストファッションの第一人者である井上さんと、もも&えんどぅーの対談を通して、“モデストファッション”を知り、新しいファッションにチェレンジしてみよう!
3
5
“モデストファッションとは?”

えんどぅー(以下:え):
モデストファッションとはどういうファッションのことですか?

井上(以下:井):
“モデスト”は“謙虚”、“控えめ”を意味していて、宗教に限らず肌と体のラインを出さないファッションの事です。東南アジアのムスリム(※1)たちから自発的に生まれました。モデストファッションはもともとムスリムファッションと言われていたんですけど、体を覆ったり、体のラインを隠すことは、宗教的なことだけではなくて、いろいろな人からのニーズがあり、新しいグローバルファッションとして、“控えめ”なファッションという意味で、モデストファッションと呼ばれています。なので、ムスリムの方も、日本人でも、誰でも着られます。夏に日焼けがしたくなくて長袖を着る方がいらっしゃいますよね。それも私はモデストファッションの延長かなぁと。条件的に肌や体のラインを隠しているだけで、どういうニーズで着るのかは自由で、新しいグローバルファッションとして今注目されています。

5
※1ムスリムとはイスラム教の教徒のこと。ムスリムは世界で約10億人いるため、「両手と顔以外の美しい部分を隠す」という、ムスリムのファッションは世界で1番着る人口が多いファッションとも呼ばれている。

ムスリムのファッションとは?

 もも(以下:も):ムスリムのファッションに決まりはあるんですか?

 井:イスラム教の経典、コーランに書かれていはいますが、実は全然細かくはかかれていなくて、「女性は美しい部分を隠しなさい。誘惑しちゃいけないから」。そういう趣旨の事が書かれているだけで、どごを美しいと思うかは人それぞれに任されています。なので、イスラム教徒の方でも気にしないで肌を出す方もいますね。あとは国にもよりますね。

 も:絶対に肌を見せてはダメということはないんですね。

 井:個人の判断によりますね。ただ日本でも髪は女の子の命って言われますが、髪の毛はだいたいどこのエリアでもヒジャブ(※2)で隠します。あとは、胸元とか首とかボディラインは見えないようにゆったりとしたお洋服になります。明確なルールはなく、時代の流れもあり。情報もどんどん入るようになったので、少しずついろいろなファッションがミックスされていますね。 

7
※2ヒジャブ
ムスリムの女性が頭を覆う布のこと。近年、ファッションとして広く受け入れられるようになり、トレンドの巻き方やおしゃれな巻き方、かわいい巻き方などがYouTubeやインスタグラムにアップされているので参考に。

 トレンドとして取り入れいヒジャブ

 も:ヒジャブは見たことはあっても、自分で身に付けたことはなかったので、撮影で身に付けてみて、かわいかったので、普段取り入れるのもいいなぁって思いました。

 井:現地では、どうやってかわいく巻くかのもこだわっていますね。

 え:最近、インスタでのヒジャブのかわいい巻き方の動画とか上がっていますよね。

 も:巻き方によって印象変わるよね。撮影の時の巻き方もすごくかわいかった!

 井:今年のスカーフが流行っているので、ヒジャブをスカーフ感覚でトレンドっぽく巻くのもいいいですよね。日本に住んでいるムスリムの友人に、ヒジャブをスカーフっぽく巻くのはどう思うか聞いたところ、そうゆう巻き方もウェルカムだそうで、トレンドとして多くの人に受け入れてもらうのはうれしいようです。

次回は、対談後編♪

Photographs/Daisaku Ito(The VOICE management)[P4-5、P8-19]、Tatsuhiro Haraji[P6-7] Hair&Make-up/mai(NORD) Styling/Emi Kinoshita Edit&Text/Mina Ota
※服のクレジットは、アイテム名 サイズ展開 ¥~(税抜)の順で表記しています。※Jstyleは税込み価格表記です。

RELATED関連記事

SPECIALスペシャル



RANKING人気記事

MAGAZINE最新号のご紹介

ラ・ファーファ最新号[2023年5月号]

5月号

発売日

2024年 3-月 9日