【アート】「ドレス・コード?――着る人たちのゲーム」

2019.08.18

10月14日(月・祝)まで京都国立近代美術館で開催される「ドレス・コード?――着る人たちのゲーム」展。

服を着用するという行為は、ラ・ファーファ読者はもちろん、私たちが社会生活を送るうえで、欠かせない文化的な営みのひとつです。また、 ファッションは「 着る」だけでなく「 視る / 視られる」ものでもあります。
時代や地域、社会階層の文化や慣習 と結びついた暗黙の〈ドレス・コード〉ともいえるさまざまな形の規範やルールが存在し、そこから駆け引きあるいはゲームにも似た自己と他者とのコミュニケーションが生まれています。
インターネットとSNSの普及によって、誰もが自らの装いを自由に発信できるようになり、私たちとファッションのかかわり方もまた新しい局面を迎えています。

本展では、18世紀の男女の宮廷服や20世紀初頭の紳士服など、歴史的な衣装類から現代の衣服まで、京都服飾文化研究財団が収蔵する衣装コレクションから精選した約90点を中心に展示されています。ファッションやアートのほかにも、映画、漫画、アニメなどに描かれたファッションも視野に入れながら、現代における新たなドレス・コード、私たちの装いの実践(ゲーム)を見つめ直します。

ぜひこの機会に足を運んでみてはいかが?


【展覧会情報】

ドレス・コード?――着る人たちのゲーム

会場:京都国立近代美術館(京都市左京区岡崎円勝寺町)
会期:2019 年 8 月 9 日(金)-10 月 14 日(月・祝)
開館時間:午前 9 時 30 分~午後 5 時
※毎週金曜日、土曜日は午後 9 時まで開館(入館は午後 8 時 30 分まで)
休館日:毎週月曜日 ※ただし8月12日、9月16日、9月23日、10月14日(「 すべて月•祝) は開館、翌火曜日休館
入場料:一般 1,300 円、大学生 900 円、高校生 500 円、中学生以下無料(当日料金)
*心身に障がいのある方と付添者 1 名は無料(入館の際に証明できるものをご提示ください。)
*本料金でコレクション展(4 階展示室)もご覧になれます。
特設サイト:https://www.kci.or.jp/dc/


ライター:新 麻記子 (La vie pianissimo)

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