【アート】MAY I START? 計良宏文の越境するヘアメイク

2019.08.13

オシャレ女子にぴったりの美術展のご紹介です!

現在、埼玉県立近代美術館では『MAY I START? 計良宏文の越境するヘアメイク』が開催中。
本展覧会では、今注目のヘアメイクアップアーティスト・計良宏文(けら・ひろふみ)の仕事を通して、ヘアメイクの現在と可能性を新たな視点からとらえるものです。

美容やファッションの領域はもちろんのこと、ヘアスタイリングとメイクアップの両方を指す「ヘアメイク」は、映像、舞台、パフォーミングアーツなど、今日のさまざまな表現に欠かすことのできません。
その施術者=ヘアメイクアップアーティストの技術と美意識は、単に表現の裏方としてではない、クリエーションとしての価値と魅力を持っています。
計良は宣伝広告や雑誌のヘアメイクを数多く手がけ、パリコレクションをはじめ国内外のファッションショーでヘアチーフを務めるなど、ファッション&ビューティーの最前線で活躍してきました。

その一方で、近年は現代美術など他領域のアーティストと積極的に協働し、ヘアメイクの概念を刷新する活動を展開しています。
展示では、広く知られる宣伝広告などの仕事から、従来のヘアメイクの枠を超える挑戦的な仕事まで、計良のクリエーションの全貌を紹介。
計良がヘアメイクを担当した森村泰昌の作品や、かしら(頭部)を制作した文楽人形など、これまでのコラボレーションの成果を紹介するとともに、ファッションデザイナー・坂部三樹郎との共作による大規模な新作映像インスタレーションも発表します。
タイトルである「May I Start?」とは、計良がファッションショーのバックステージでヘアメイクを施す前にモデルにかける言葉からとっていますが、今まさに彼がスタートさせた新たな挑戦の数々を目撃してほしい、という計良から鑑賞者への呼びかけでもあります。

既成のジャンルを軽やかに越境し、ヘアメイクの可能性に挑む計良宏文の現在地にぜひご注目ください。


【計良宏文(けら・ひろふみ)プロフィール】

1971年新潟県生まれ。資生堂トップヘアメイクアップアーティスト。ヘアケアブランド「TSUBAKI」などの宣伝広告、MIKIO SAKABE、ANREALAGE、SOMARTAほか多数のファッションブランドのショーを手がけるなど、グローバルに活躍中。多彩な質感を生み出すヘア技術に定評があり、多くの女優・タレントから支持を得ている。ビューティー&ファッション界以外でも、現代美術家・森村泰昌をはじめ、写真家・華道家の勅使河原城一、人形遣い・勘緑などさまざまなジャンルのアーティストとのコラボレーションを展開している。


【展覧会情報】

MAY I START? 計良宏文の越境するヘアメイク
会期:7月6日~9月1日
会館時間:10時~17時30分(展示室への入室は17時まで)
休館日:月曜日(7月15日、8月12日は開館)
場所:埼玉県立近代美術館(埼玉県さいたま市浦和区常盤9-30-1)
観覧料:一般1100円(880円)、大高生880円(710円)※( )内は20名以上の団体料金
URL: http://www.pref.spec.ed.jp/momas/?page_id=413


ライター:新 麻記子 (La vie pianissimo)

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