「おいしい!」を連発♪ ぽちゃ旅ニッポン@小豆島「まるごとグルメ」編

2019.07.17

「おいしい!」を連発♪ ぽちゃ旅ニッポン@小豆島「まるごとグルメ」編

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小豆島旅の魅力は、食にあり! と言い切ってしまいたいくらい、小豆島は美味しいものの宝庫。
瀬戸内海の要所としてさまざまな地域の食文化を取り入れ、温暖で乾燥した気候を活かした食産業が発達してきたそうです。
オリーブオイル、醤油、そうめん、佃煮、ごま油…。小豆島産のお野菜や果物、近海でとれるお魚。素材も調味料も一級品とくれば、美味しいのは当たり前。3食プラスおやつじゃ物足りないくらいの食の宝庫、小豆島でグルメ旅♪

◆小豆島ラーメン          

小豆島の観光名所、エンジェルロードがテラス席から見える「小豆島ラーメンHISHIO」でいただいたのが「醤(ひしお)そば」(税込780円)。小豆島の醤油、小豆島の内海で獲れたカタクチイワシを使ったスープがしみる、地元ならではのラーメンです。ラファモご一行は、お店イチオシの「醤そば」にいろいろ追加していましたよ(笑)。トッピングには小豆島産の「スサビノリ」(写真左)、小豆島産の佃煮といりこぶしが乗った「島めし」(写真右)もプラス♪


うぃ「醤油だけじゃなく、お出汁の味がやさしくて美味しい!」
おさむ「『島めし』にちょっと『醤そば』のスープをかけて食べると神!」
もも「海見ながら食べられるって、最高!」
おなかペコペコの3人は替え玉をオーダー。替え玉は「心ゆくまで」OKだそう。
「今のところ最高記録は11玉。スープがなくなりかけて、途中からつけ麺みたいにして食べてる方がいましたね」と楽しそうに笑う店主の西長さん。「まだまだ修行が足りない……」とラファモは1玉でギブアップ。ごちそうさまでした!

小豆島ラーメンHISHIO 小豆島エンジェルロード
住所:香川県小豆郡土庄町甲24-18
TEL0879-62-7551
営業時間:1100140017002100
定休日:水曜日

◆小学校へタイムスリップ! 映画村の「給食セット」
ラファモたちも「なつかしい~!」と思わず声を上げたのが「二十四の瞳映画村」の「給食セット」(税込890円)。アツアツ揚げたての揚げパンにカレー、冷凍ミカンと讃岐のビン牛乳がセットになっています。牛乳はコーヒー牛乳に変更OKなのでお好みで♪


もも「揚げパンの外はサクサクなのに中がふわっふわ!お砂糖が口の周りにつくのすらしあわせ(笑)」
うぃ「カレーがスパイシーで本格的! さらっとして、揚げパンつけて食べるとさらに美味しい!!」
冷凍ミカンでお口直しして、ここからはさらなるデザートタイム(?)。久しぶりの揚げパンにメロメロなラファモたちにぴったりなスイーツです。期間限定の「あげぱんアイス」(税込500円)は、揚げパンにやさしいミルク味のアイスを挟んだ一品。あつあつひやひやの味わいがたまりません。ボリュームがあるのでお友達とシェアもいいかも。


おさむ「給食セットが少し軽めだから、スイーツも余裕!」しあわせそうなおさむ。いい顔!
                                
その他、カリカリに揚げた豚肉に、醤油を絞る前の「もろみ」を絡めたボリューム満点の「醤(ひしお)丼(どん)」(税込850円)も小豆島らしい一品! しっかりお食事したい方にはこちらもおすすめです。

◆映画村の「極上醤油ソフトクリーム」

「二十四の瞳映画村」のショップ「チリリン屋」でいただいたおやつは「極上醤油ソフトクリーム」(税込300円)。今回の旅でもお邪魔した、小豆島で伝統製法を守り続けるヤマロク醤油の「鶴醤(つるびしお)」をつかっています。しょうゆとソフトがちょっと結びつかないけど、キャラメルのような味わい深さ! 香ばしいワッフルコーンとの相性も抜群です。暑い日には醤油サイダーと醤油ソフトというお醤油づくし「醤油サイダーフロート」(税込500円)もおすすめ♪

二十四の瞳映画村
住所:香川県小豆郡小豆島町田浦甲931
TEL0879-82-2455
営業時間:9001700
定休日:なし


◆壺井栄の文学を美味しく味わうコース「曆」
古民家を改装し、落ち着いた雰囲気が印象的な創作郷土料理のお店「曆(こよみ)」。海を眺めながら小豆島産の食材、小豆島の食産業である「醤油・そうめん・オリーブ・佃煮」を味わえるだけでなく、「二十四の瞳」の作者、壺井栄の文学作品に登場する料理を楽しめます。

「壺井栄全集に載っている料理を数えると、約800弱もあるんです。その中から、季節ごとに『今度はどれにしよう』と選んでメニュー開発をしています。特に、前菜は壺井栄の作品にちなんだものが多いので、気になる料理があればメニューの説明書きを読んでみてください」そう教えてくださった店主の岸本さんは小豆島生まれ。初回の瀬戸内芸術祭をきっかけに、故郷で料理人になりたいとUターンされたそう。

今回いただいたのは、店名を冠したコース「曆」(税別3,800円)。贅沢なランチで、前菜からミニデザートまで、小豆島をまるごと美味しくいただきました。気軽に味わえるお昼の定食「小豆島」もありますよ♪ ※コースは前日までの予約です。


住所:香川県小豆郡小豆島町西村甲1816-1
TEL0879-62-8234
営業時間:11301400L.O1330)、18002100 ※予約制
定休日:月曜、火曜(祝日の際は営業)


◆オリーブ公園のオリーブ推しメニューたち!
「道の駅 小豆島オリーブ公園」の中にある「OLIVAZ(オリヴァス)」は、小豆島産オリーブオイルの魅力をふんだんに味わえるカフェ。園内で収穫されたオリーブオイルを使ったお料理が人気です。まずは、乾いた身体にしみこむ「オリーブサイダーフロート」(税込500円)を。爽やかなオリーブサイダーにぷかりと浮かぶオリーブソフトは甘さ控えめでしっかりクリーミー。ごくごく飲めるサイダーとソフトクリームが混ざってもまた美味しい!ソフトクリームにたっぷりオリーブオイルがかけられた「小豆島のオリーブオイルかけてみました。」(税込500円)も、果実味あふれる味がくせになりそう♪ 手書き文字の容器もかわいい。
小豆島産オリーブオイルと、小豆島の食材を取り入れた食事メニューもいただきます。
スペイン生まれの冷たいトマトスープ「ガスパチョ」とパンコントマテのセット(税込1,000円)、サラダピザ(税込1,250円)、こちらもスペインの郷土料理チリンドロンライス(税込1,300円)の3品。どれも、素材の味を引き立てるオイルの良さを感じる! とラファモもわけわけしてパクリ♪ 新鮮なお野菜たっぷりなのもうれしいですね。

OLIVAZ(オリヴァス)
住所:香川県小豆郡小豆島町西村甲1941-1
TEL0879-82-2200
営業時間:11001600
(ドリンクテイクアウトは10001700
定休日:火曜日

◆ミノリジェラート
草壁港から歩いてすぐのジェラート店「ミノリジェラート」。小豆島の農産物をふんだんに使った色鮮やかなジェラートが並び、連日多くのお客様でにぎわいます。

オーナーの渋谷さんは、2011年に山形から移住されたそう。
「あるとき、小豆島に観光で来てくれた方が『夜はホテルで食事したけど、朝昼はコンビニやスーパーでごはんを買って食べた』とアンケートに答えていてショックだったんです。小豆島の美味しい食材を少しでも味わってほしくて最初はレストランを始め、その後縁あって始めたのがミノリジェラート。地元の小学生もお金を握りしめて買いに来てくれますよ」 

ラファモもテラス席でジェラート3種盛りを堪能(税込500円)!
おさむ「どれを食べても美味しいのがすごい! 特に、かんきつの「しらぬい」が気に入りました」
海を見ながらいただくのも、旅気分でいい感じです。


ミノリジェラート
住所:香川県小豆郡小豆島町草壁本町1055-2
TEL0879-62-8181
営業時間:10001800
定休日:木曜日、第1・第3水曜日


◆伝統製法でつくられる醤油
小豆島は、木桶での醸造でつくられる醤油の国内シェア9割以上を誇っています。今回は、熟成に時間のかかる伝統製法を守り続ける2軒の醤油蔵を訪ね、試食もさせていただきました。まずは、木桶での熟成現場も予約なしで見学できるヤマロク醤油さん。丁寧にお醤油ができるまでを解説いただけます。「木桶や土蔵の壁に棲みついた菌の働きを、人間は助けるだけ。気温が高くなってくると、菌の力で発酵が始まります。その弾ける音がかわいいんですよ」自然の力が生み出したお醤油の味、ぜひ現地で試していただきたいです。塩辛くないのに濃い風味を感じます。   

ヤマロク醤油
住所:香川県小豆郡小豆島町安田甲1607
TEL0879-82-0666
営業時間:9001700
定休日:なし


金両醤油は、明治13年創業の老舗醤油店。
鮮度を保った状態で食べきれるようポーションを小さめにしたり、木桶で手仕込みされたしょうゆをベースにしながらも生活に取り入れやすい商品開発が魅力。大人気のガーリックオリーブオイルとだし醤油をブレンドしたオリジナルのドレッシングは、試食してしまったら最後。思わずお土産に連れて帰りたくなります。4代目のりりしいプロマイドも販売中! 

金両醤油
住所:香川県小豆郡小豆島町馬木甲842-1
TEL0879-82-3333
営業時間:9001700
(連休、夏季~秋は 時間延長)
定休日:なし


小豆島は食の宝庫。普段食べなれているものばかりなのに、まるで違う味わいに驚かされます。ラファモたちも大満足のグルメ旅になりました♪

 

撮影/中島福美
取材・文/岡島梓
取材協力/La vie pianissimo 

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